この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
令嬢は元暗殺者に恋をする
第1章 プロローグ ※
 ひたいに落ちたハルの口づけに、サラはうっすらと目を開く。目の前にある愛しい人の顔を見つめ瞳を潤ませる。

「ごめん。無理をさせてしまったかもしれない」

 それも、朝から……と声を落として、ハルは珍しくもばつの悪そうな表情を浮かべている。

 衝動的でも、ハルが自分を求めてきてくれるのは嬉しいことだと思った。
 うつぶせになって息を乱しながら、サラは小さく首を振った。

 起き上がろうにも身体に力が入らず、首を振るだけが精一杯だった。ずっと、抱かれっぱなしで、声を出すこともできない。
 枕をつかんでいたサラの手に、ハルは手を伸ばし指を絡ませる。

「ハル」

「うん?」

「好き」


 今でも思い出すわ。
 あなたと初めて出会った時のことを。

 私は一目で、あなたの瞳に恋をしてしまったのだもの。
 あなたを振り向かせるのに、どれほど苦労したことかしら。

 あの頃の私はあなたの心が欲しくて必死だった。
 たとえ、この先何があろうとも、あなたのことを愛し続けるわ。





 ずっと、あなただけを──。
/835ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ