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令嬢は元暗殺者に恋をする
第88章 あなたの瞳におちて -終- ※
 恥ずかしい……。

「お願い。そんなに、見ないで……」

「きれいだよ。こんなにたくさん濡らして。シーツまでサラの蜜が垂れているよ。それに、すぐに入ってしまいそう」

「いやぁ……」

「可愛いここも、サラの色っぽい表情も声も全部隠さず俺に見せて聞かせて、愛させて。もっと濡れて」

 そう言って、ハルは疼いて熱を放つその部分に顔を埋めた。
 最初は、反応を確かめるようにハルの舌先がちろりと花芽の先端を舐める。

「あ……ぁ……んっ……」

 すでに、先ほど与えられた快楽の波は流れた。

 けれど、身体は貪欲にもまた新たな悦びの火を灯し始め、その火がゆらゆらと燻り始める。

 互いに繋いだ手でさらに腿の内側を押すように大きく開き、あらわになった花びらにハルの舌が深く差し込まれた。

 なぞるように舌が秘裂を上下する。けれど、かんじんの所に熱い舌が触れてこようとはしない。

 触れそうで触れられない焦燥に、サラは無意識に腰を浮かせじりっと動かす。
 なのに、ハルの舌はそこだけを逃れるように巧みに避けてしまう。
 焦らされるたびに、蜜口からじわりと熱い液が溢れていく。

 舌をすぼめて蜜口に差し入れられ浅いところを掻き回し滴る蜜を啜られる。
 それでもまだ、欲しい箇所に触れてはもらえない。
 焦らされすぎておかしくなりそうだった。
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