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令嬢は元暗殺者に恋をする
第88章 あなたの瞳におちて -終- ※
「だめ……っ……やっ……あ、いやっ! あ、あ……ハル……好き……大好き……」
「愛しているよ」
「ああぁぁぁ…………っ!」
いっちゃう──。
背が弓なりにしなった。
泣き叫ぶ声が喉の奥にとどまり途切れる。
呼吸すらままならなくて息苦しい。
閉じたまなじりから涙が溢れた。
身体が痙攣して身動ぎ一つできない。
そして、ハル自身を咥え込んでいるサラの膣壁もひくつきながら震えている。
身体が熱く、意識が混濁する。
浮いているのか、沈んでいるのか。
漂っているのか、とどまっているのか。
ただ一つわかるのは、愛しい男性(ひと)の力強い腕に抱かれているという幸せ。
「サラ、大丈夫?」
呼びかけてくる声にうっすらと目を開けると、ハルの端整な顔が間近。
優しく髪を撫でられ涙を唇で拭ってくれた。
大きく息を吸って吐き出す。
満ち足りた幸福感に胸の奥が打ち震える。
たった今まで、怖いくらい真剣な顔と目で、自分を立て続けに責めていたとは思えない、ハルの穏やかな微笑み。
「愛しているよ」
「ああぁぁぁ…………っ!」
いっちゃう──。
背が弓なりにしなった。
泣き叫ぶ声が喉の奥にとどまり途切れる。
呼吸すらままならなくて息苦しい。
閉じたまなじりから涙が溢れた。
身体が痙攣して身動ぎ一つできない。
そして、ハル自身を咥え込んでいるサラの膣壁もひくつきながら震えている。
身体が熱く、意識が混濁する。
浮いているのか、沈んでいるのか。
漂っているのか、とどまっているのか。
ただ一つわかるのは、愛しい男性(ひと)の力強い腕に抱かれているという幸せ。
「サラ、大丈夫?」
呼びかけてくる声にうっすらと目を開けると、ハルの端整な顔が間近。
優しく髪を撫でられ涙を唇で拭ってくれた。
大きく息を吸って吐き出す。
満ち足りた幸福感に胸の奥が打ち震える。
たった今まで、怖いくらい真剣な顔と目で、自分を立て続けに責めていたとは思えない、ハルの穏やかな微笑み。

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