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あの頃に戻って……
第14章 開拓
クリスマスは大成功!

3人ともプレゼントを喜んでくれた。

私から優輝くんには、紺のダッフルコート!

絶対、似合うのに、優輝くんたらファッションに全く興味がないんだもん。

カッコいいんだから、いろいろ似合う物、着こなせるもの多いはずだとにらんで、最初のプレゼントはコートにした。

子どもたちが寝静まった夜、寝室で優輝くんにプレゼントを渡した。

すごく喜んでくれた!

良かった。

「優輝くん、着てみて?」

そう言うと、少し照れながら、着た。

「似合う?」

優輝くんが聞く。

「……カッコいい……」

見惚れてしまうくらい。

モデルさんみたい!

「ありがと。……俺からはコレ……」

そう言って、5センチ角のリボンがついた箱を出し、目の前で箱を開けた!

中にはダイヤの指輪が!

「優輝くん!?」

ドキドキが止まらない!

「15年も想い続けてくれてありがとう。これから先の未来、美都と、ずっと一緒にいるって誓うよ。愛してるよ、美都。」

涙が止まらない!

何か言わなきゃ!

「ありがとう…優輝くんッ!」

ガバッと抱きついた。

「私も!優輝くんとずっと一緒にいたい!ずっとずっとずーーーーっと、一緒にいてね?」

「あぁ。ずーーーーっと、一緒にいるよ。」

「愛してるよ、優輝くん。」

「俺も。愛してる、美都…」

そう言って、指輪を左手の薬指にはめてくれた。

嬉しくて涙が止まらない。
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