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あの頃に戻って……
第15章 入籍

新年を迎え、お互いの両親に挨拶をしに行ったり、初詣に行ったり…
のんびりできたのは、お店が最後の休みの日だけだった。
園が始まり、またいつもの日々になる。
去年はいろいろあったなー…
なんて、物思いに更けりながら、お店に飾り付けた門松を見つめる。
人生が180度、変わった。
満ち足りた、幸せな毎日。
同じリズムの生活も楽しくて楽しくて仕方ない。
優輝くんの携帯が鳴り、何やらさっきからずっと話してる。
お店に戻ったら、急いで切った!
何だろう?私には聞かれたくないのかな?
ジッと見つめると、心苦しかったのか、
「三月…三日…、美都、誕生日だよな?」
話し始めた。
「うん。」
「土曜日だし、ちょうど、湯本総本舗、開けてくれたから、そこで、結婚式しよう?」
ボトッ!
持ってた箒を落とした。
え?
湯本総本舗て、
「要さんとこ?」
「うん。」
もちろんすごく嬉しいけれど、
「お義母さんは大丈夫なの?」
結婚は私たちだけの問題ではないということはよく分かってるつもり。
「さっきの電話は母さんだよ。その話しをしたところ。要父さんの方は、大丈夫。母さんも大丈夫だって。」
それを聞いて、ホッとして、
「それじゃあ…良いの?本当に?」
聞き返す。
夢なんじゃないかな?なんて…
「もちろん。…要父さんがドレスも和装も貸し切ってくれてるから、次の休みに選びに行こう?」
もう、涙が出そうなくらい、嬉しくて、
「涙、溢れそう…」
そう言って涙を親指で拭いてくれた。
のんびりできたのは、お店が最後の休みの日だけだった。
園が始まり、またいつもの日々になる。
去年はいろいろあったなー…
なんて、物思いに更けりながら、お店に飾り付けた門松を見つめる。
人生が180度、変わった。
満ち足りた、幸せな毎日。
同じリズムの生活も楽しくて楽しくて仕方ない。
優輝くんの携帯が鳴り、何やらさっきからずっと話してる。
お店に戻ったら、急いで切った!
何だろう?私には聞かれたくないのかな?
ジッと見つめると、心苦しかったのか、
「三月…三日…、美都、誕生日だよな?」
話し始めた。
「うん。」
「土曜日だし、ちょうど、湯本総本舗、開けてくれたから、そこで、結婚式しよう?」
ボトッ!
持ってた箒を落とした。
え?
湯本総本舗て、
「要さんとこ?」
「うん。」
もちろんすごく嬉しいけれど、
「お義母さんは大丈夫なの?」
結婚は私たちだけの問題ではないということはよく分かってるつもり。
「さっきの電話は母さんだよ。その話しをしたところ。要父さんの方は、大丈夫。母さんも大丈夫だって。」
それを聞いて、ホッとして、
「それじゃあ…良いの?本当に?」
聞き返す。
夢なんじゃないかな?なんて…
「もちろん。…要父さんがドレスも和装も貸し切ってくれてるから、次の休みに選びに行こう?」
もう、涙が出そうなくらい、嬉しくて、
「涙、溢れそう…」
そう言って涙を親指で拭いてくれた。

