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あの頃に戻って……
第15章 入籍

二月二十日。
優輝くんのお誕生日。
ちょうど離婚して180日経った、その日、入籍し、晴れて私、咲良、良雅は佐山になった。
「今日からまたよろしくお願いします。」
咲良と良雅も一緒に改めて挨拶をすると、ニコニコ笑って、優輝くんが一人一人を抱っこした。
でも、この日から身に覚えのない、脅迫状みたいのが届くようになった。
一通目
ーーー自分だけ幸せになろうなんて許せない!ーーー
それだけ。
二通目
ーーー入籍したな!早く別れろ!ーーー
ポストに直接投函されてるみたい。
私も優輝くんも再婚同士だし、優輝くん目当てで来るお客様もいるくらいだから、私たちの関係を知ってる人全員からお祝いされたいとまでは思わないけど、こういう嫌がらせみたいのは、精神的に動揺させられる。
「気にするな、美都。」
優輝くんはそういうけど、気になるよ。
毎日毎日、小さな封筒に入った紙が届く。
誰なんだろう?
もう一週間連続。
はぁ……
七通目
ーーー幸せになれるなんて思うな。ーーー
なんて書いてあって、心にズシンと重石が乗ったみたいに暗い気持ちになった。
優輝くんのお誕生日。
ちょうど離婚して180日経った、その日、入籍し、晴れて私、咲良、良雅は佐山になった。
「今日からまたよろしくお願いします。」
咲良と良雅も一緒に改めて挨拶をすると、ニコニコ笑って、優輝くんが一人一人を抱っこした。
でも、この日から身に覚えのない、脅迫状みたいのが届くようになった。
一通目
ーーー自分だけ幸せになろうなんて許せない!ーーー
それだけ。
二通目
ーーー入籍したな!早く別れろ!ーーー
ポストに直接投函されてるみたい。
私も優輝くんも再婚同士だし、優輝くん目当てで来るお客様もいるくらいだから、私たちの関係を知ってる人全員からお祝いされたいとまでは思わないけど、こういう嫌がらせみたいのは、精神的に動揺させられる。
「気にするな、美都。」
優輝くんはそういうけど、気になるよ。
毎日毎日、小さな封筒に入った紙が届く。
誰なんだろう?
もう一週間連続。
はぁ……
七通目
ーーー幸せになれるなんて思うな。ーーー
なんて書いてあって、心にズシンと重石が乗ったみたいに暗い気持ちになった。

