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あの頃に戻って……
第15章 入籍
嫌がらせが二週間続いたある日、

私は体調を崩し、丸二日寝込むということが起きてしまった。と、いうのも、

ーーー挙式はしない方が身のためだ。ーーー

と書いてあったからだ。

胃が荒れてるのか、気持ち悪くて吐いてしまう。

楽しみにしてるのに……式……

打ち合わせにも集中できなくて、延ばし延ばしになっていて、カツカツ状態。

「もう我慢できない!」

意を決したように、優輝くんが交番に電話した。

手紙は、全部とってある。

それを警察に渡した。

直接投函されてるのなら、犯人は簡単に見つかるだろうってことで、数日に渡り、周囲の防犯カメラをお店に向けてもらうことにした。

カメラの映像を確認してくれた警察官が怪しい人はいないが、子どもが何人か交互に手紙を入れてると教えてくれた。

確かにその子どもたちは例の封筒を持っていた。

しかも、子どもたちは、咲良たちと同じこども園に通う園児だった。

警察はその子どもたちを探して、誰に頼まれたかを聞いてくれた。

犯人が明るみになった!

犯人は、莉緒さんだった。

あんな別れ方を選んだものの、結局、駿介くんとはうまくいかず、謝ろうと思って優輝くんとこに来てみたけど、私たちと暮らしているのを知り、ズルイって思ったらしい。

妬みからきたってわけか。

駿介くんももういい加減、しっかりしてよね!

でも、これでもう、優輝くんは莉緒さんに戻る確率はゼロになったって思った。

優輝くんも、

「元サヤにおさまることは考えてなかったけど、万に一つでもないね。」

と、言っていたらしい。

結局、莉緒さんはワガママな人なんだなって思った。
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