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あの頃に戻って……
第16章 門出
優輝くんが最後の挨拶で、
「気心知れた方ばかりに祝って頂き、こうして晴れの日を迎えられ、とても有難く感じております。妻、美都がもしかしたら妊娠しているかもしれなくて、現在、体調が芳しくないため、着席させていただきます。ご了承ください。」
挨拶の冒頭でそう伝え、会場が歓喜の声で沸いた。
「ありがとうございます。」
小さく会釈してから、挨拶を続ける、優輝くん。
「運命なんて俺はないと思っていました。優大を育てていくのも、生活をするのも、すごく荷が重たかったのに、美都と再会し、全てがガラリと変わりました。再婚同士の結婚なんてうまくいくわけないって思うこともありましたが、そういう気持ちも忘れてしまいました。子どもが増えても、仕事が前より忙しくなっても、ただただ、楽しいです。そう感じさせてくれてるのは、他でもない、美都だと思います。俺は何があっても美都と子どもたちを守り抜くつもりです。ただ、やはり、まだまだ未熟な二人なので、迷うことも、悩むこともあるかと思います。そんなときは、どうか頼らせてください。みなさんに出会えたことも運命だと思っています。本日はどうもありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。」
パチパチ……
会場からたくさんの拍手をいただき、お開きとなった。
「気心知れた方ばかりに祝って頂き、こうして晴れの日を迎えられ、とても有難く感じております。妻、美都がもしかしたら妊娠しているかもしれなくて、現在、体調が芳しくないため、着席させていただきます。ご了承ください。」
挨拶の冒頭でそう伝え、会場が歓喜の声で沸いた。
「ありがとうございます。」
小さく会釈してから、挨拶を続ける、優輝くん。
「運命なんて俺はないと思っていました。優大を育てていくのも、生活をするのも、すごく荷が重たかったのに、美都と再会し、全てがガラリと変わりました。再婚同士の結婚なんてうまくいくわけないって思うこともありましたが、そういう気持ちも忘れてしまいました。子どもが増えても、仕事が前より忙しくなっても、ただただ、楽しいです。そう感じさせてくれてるのは、他でもない、美都だと思います。俺は何があっても美都と子どもたちを守り抜くつもりです。ただ、やはり、まだまだ未熟な二人なので、迷うことも、悩むこともあるかと思います。そんなときは、どうか頼らせてください。みなさんに出会えたことも運命だと思っています。本日はどうもありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。」
パチパチ……
会場からたくさんの拍手をいただき、お開きとなった。