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あの頃に戻って……
第5章 同窓会
18時から始まる、同窓会の会場に17時30分に入る。

「よぅ!優輝!久しぶりッ!」

「おぅ!……って、誰?」

そんな会話があちこちで繰り広げられる。

「隣にいるのは、佐野?」

「お久しぶり。駿介くん。」

「超キレイ!やっぱり佐野は佐野だなー。」

そんな風に言われて、少し嬉しくなる。

「ありがとう。駿介くんも変わらないわね。」

町田駿介(まちだしゅんすけ)くん。私、昔、この人に告白されたことがある。

「そうかー?最初、誰も俺だって分からないんだよ!酷くね?」

そう言って苦笑いする。

私もクスクス笑う。

「みーちゃん?」

昔のあだ名で呼ばれた!

「?」

振り返ると、

「しーちゃん!」

「久しぶりーーー!」

「久しぶり!」

中学時代、一番仲良しだった、眞鍋詩音(まなべしおん)と再会した。

会話に花が咲く。

「しーちゃん、今、どこに住んでるの?」

「今は海外。オランダに住んでるの。」

「えー?すごいね!お仕事で?」

「うん。初めはそうだったけど、現地に彼ができて、そのまま永住。今じゃ3人のママよ。」

「すごいね!海外なんて……私には到底真似できないや。」

そう言うと、

「みーちゃんだって、可愛いお子さんいるじゃない!」

そう返ってきた。

「まぁ、子どもは可愛いけど……なんて言うの?生活に張りがないのよ。毎日同じことの繰り返しで……疲れちゃうの。」

「それは私も同じよ。みーちゃん、旦那さんとうまくいってないの?」

「え?うーん。」

「旦那さんにときめく?」

「そんな気持ち、忘れたわ。」

「そこよ!恋愛してる感覚がないから、つまらなく感じるのよ。」

「そうは言ってもねぇ……手も繋がないし……」

「そうなの?私、彼といるときは子どもがいても必ず手を繋ぐわよ?」

「えー?すごい!」

話が尽きない。
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