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あの頃に戻って……
第5章 同窓会
会場に戻ると、足早に自分の席に戻った、優輝くん。

私たちに何かあったなんて、誰も気がつかない。

「みーちゃん、大丈夫?」

しーちゃんが心配そうに尋ねてきた。

「うん。大丈夫よ。ごめんね。」

「良いよー。駿ちゃんが悪い!」

「ごめんなー、佐野。」

駿介くんがすまなそうに現れた。

「もう良いわ。飲みましょ?」

席はもう、あってないようなもの。

立食形式だったかしら?

なんて、勘違いしそう。

「佐野、二次会行く?」

駿介くんに聞かれた。

「行かないわ。なるべく早く帰るつもりよ。」

そう答える。

「行こうぜー?」

「行かないわ。子どもたちが待ってるもの。」

「そっかー。立派なママなんだなー。」

「そんなこと……ないわよ。普通よ。」

そんな会話にしーちゃんが、

「子どもたちは可愛いよ!駿ちゃんも早く人の親になれば分かるよ。」

そう言った。

「そーか?子どもなんて面倒なだけだろ。」

まぁ、それは確かに。

でも……

「自分で育てるから可愛いんじゃない!面倒なんて、当たり前よ。自分の時間なんてなくなるんだから。」

しーちゃんが話す。

「そうよね。成長過程思い出すと、本当に可愛かったなーって思うわ。」

私も賛同する。

「女はすげぇよなー。たった15年で親になるんだもんな。」

「男だって親になってる人、多いじゃない。」

しーちゃんが話す。

「まぁな。俺はもう少し先で良いや。結婚したら自由がなさそうだ。」

そう言って駿介くんは「勘弁」って言った。

まぁ、確かにね。

でも、結婚て、その人と一生を共にしたいと思うからするのよね?

そういう気持ちが成り立って、結婚するのよね?

私……どんな気持ちで結婚したのかしら?

「集合写真撮りますよー!」

司会に誘導される。

台に登って一番上に行く。

隣に優輝くんが来た!!!

人数多いからぎゅうぎゅう。

優輝くんとめちゃくちゃ密着する。

「キャッ!」

ヒールが台から落ちてバランスを崩したとき、

「大丈夫?」

そう言って、支えてくれた。

「ありがとう……」

集合写真……絶対顔赤いよ……
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