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あの頃に戻って……
第7章 嫁不在

もうすぐ17時になるというのに、莉緒さんも駿介くんも帰って来ない。
連絡もない。
さすがに優大くんも良雅も起きる頃……
ご飯まで作るのは悪いような気がして……
お店にも行けない。
でも、子どもたちもお腹すいてきちゃう。
優輝くんに相談してみよう!
そう思って、子どもたちに伝えてお店に行った。
「お仕事中ごめんなさい。」
「ん?どうした?」
「連絡来たかしら?」
「……いや。」
「そう。お夕ご飯、作らせていただいても良いかしら?」
「あぁ。できればお願いします。」
「大丈夫よ。優大くん、アレルギーは何かある?」
「いや。特にないよ。好き嫌いもないよ。」
「そう。ありがとう。お仕事頑張ってね。」
そう言って家に入った。
「莉緒さんどうしたの?」
「いやー、出かけたっきり連絡もなくて……」
「さっきの彼女は?」
「同級生なんですけど……」
「こう言ったら悪いけどさ、莉緒さん、子育て向いてないだろ?しょっちゅう子ども放ったらかしていないじゃないか。さっきみたいな彼女が奥さんだったら、優輝も苦労しねぇのにな。」
「いやー……ハハハ……」
優輝くんの家の事情をよく知ってるお客さんだったのか、そんな話が聞こえて、私は不謹慎にも、心の中で喜んでいた。
キッチンの冷蔵庫を開けると、食材はたくさんあった。
ハンバーグにしよう!
駿介くんと莉緒さんの分も一応……
「ママ、手伝うよ。」
咲良がキッチンに来てくれた。
「ありがとう、咲良。良雅は?」
「さっき起きたよ。優大くんが起きそうだからって見ててくれてるよ。」
「良雅が?」
「うん。」
「あら。お兄ちゃんぶりたいのかしら?」
「多分ね。」
微笑ましいわ。
連絡もない。
さすがに優大くんも良雅も起きる頃……
ご飯まで作るのは悪いような気がして……
お店にも行けない。
でも、子どもたちもお腹すいてきちゃう。
優輝くんに相談してみよう!
そう思って、子どもたちに伝えてお店に行った。
「お仕事中ごめんなさい。」
「ん?どうした?」
「連絡来たかしら?」
「……いや。」
「そう。お夕ご飯、作らせていただいても良いかしら?」
「あぁ。できればお願いします。」
「大丈夫よ。優大くん、アレルギーは何かある?」
「いや。特にないよ。好き嫌いもないよ。」
「そう。ありがとう。お仕事頑張ってね。」
そう言って家に入った。
「莉緒さんどうしたの?」
「いやー、出かけたっきり連絡もなくて……」
「さっきの彼女は?」
「同級生なんですけど……」
「こう言ったら悪いけどさ、莉緒さん、子育て向いてないだろ?しょっちゅう子ども放ったらかしていないじゃないか。さっきみたいな彼女が奥さんだったら、優輝も苦労しねぇのにな。」
「いやー……ハハハ……」
優輝くんの家の事情をよく知ってるお客さんだったのか、そんな話が聞こえて、私は不謹慎にも、心の中で喜んでいた。
キッチンの冷蔵庫を開けると、食材はたくさんあった。
ハンバーグにしよう!
駿介くんと莉緒さんの分も一応……
「ママ、手伝うよ。」
咲良がキッチンに来てくれた。
「ありがとう、咲良。良雅は?」
「さっき起きたよ。優大くんが起きそうだからって見ててくれてるよ。」
「良雅が?」
「うん。」
「あら。お兄ちゃんぶりたいのかしら?」
「多分ね。」
微笑ましいわ。

