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あの頃に戻って……
第8章 離婚
身支度を整えて、ダイニングに行くと、優輝くんもいた。

「朝ごはんは和食で良いかしら?」

優輝くんに聞くと、満面の笑みで、

「お願いしますっ!」

ふと見ると、優大くんもキラキラした笑顔だった。

ご飯、味噌汁、玉子焼き、焼き魚、納豆。

簡単なメニューを並べる。

優輝くんと優大くんが嬉しそう。

「パパぁ!しゅんごいねー!いっぱいねー!」

と、優大くんが興奮気味に優輝くんに伝える。

「すっげーんな、優大!朝からこんなにたくさん作ってくれて、ありがとう!」

なんて、優輝くん。

私は、キョトンとしてた。

「大げさねー。大した物、作ってないじゃない。」

むしろこれだけで申し訳ないわ。

そう答える。

「いやー、マジで、朝から白米だと力湧く!」

と、優輝くん。

「普通だよね?ママ。」

咲良が静かに言う。

「ゆうね?いつもパン。袋開けるの、じょーずだよ。」



袋?

「え?菓子パン?」

思わず聞き返す。

「あぁ。いつもコンビニとかの袋に入ってるパンだよ。しかも一個とか。」

優輝くんがおいしそうに食べながら伝える。

「そう……」

それしか答えられない。

「美都が作るご飯はうまい!」

「ありがとう。」

どういう気持ちで朝ごはん手抜きするのかしら?

目の前で働いてるのに。

お客さんの前でお腹鳴っちゃったら恥ずかしい思いするの、優輝くんじゃない。

優大くんの部屋もメチャクチャだったし。

そういえば、掃除も……

階段に綿埃がたくさんあった。

「ごちそうさまでした!」

みんなが挨拶をして、咲良が食器を運ぶ。

真似して良雅も。

これはいつものパターン。

今日は、優大くんも運んでくれた。
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