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帝警備淫夢譚
第6章 城田美和、初任務に胸踊る
持たされていた小さな機械を彼に渡す。

「(笑)ターゲットに機械を貸してくれるって面白いね」

うん。そうだろうね。
けど、悪用されるように思わないんだもん!
からかわれているような気分だ。

「録音を開始したから話すよ?良いですか?」

「あ、ハイ!お願いします…」

「直感的には…暴力団の資金源。俺はヤクがゼリー状であることは確認していないが、だとすれば海外から持ち込んだ可能性はほぼない。国内で製造されたと考えて良い。ゼリーは製造元から暴力団に渡り、彼らは狙った女にそれを使う。女はセックス中毒とヤク中に同時に感染することになり、奴らの言いなりだ。その時点で、女を人身売買の市場に持ちだす。重要なことはゼリーは大量に製造できるものではないということだ。限られた量しかゼリーは使えない。だから狙いは“単価が高級な女”ということになる。俺が助けた女もそういうアレだ。単価が高級な女、イコール手が届きにくい女。例えば、上流家庭の人妻や一流企業の社員、国家公務員。芸能人。いや、芸能人は違うかもな。警察官僚なんてのは最高だろう。ついでに言えば、いまや警察以上の組織、最高のエージェントと言われる帝警備の女調査員なんてのも良いだろう。美人しかいないんだしな。捜査の手として、俺ならば製造元から洗う。ヤク中ってのは症状の予想が難しい。が、このゼリーは症状に狙いを定めて外していない。しかも、媚薬効果に加えて幻覚効果まで引き出している。製造にはかなり高度な知識と技術が必要なんじゃないか。製薬メーカーのレベルだろ。しかも国産となれば絞れてくる。国内の製薬メーカーを全て洗う前提でも、今の帝警備なら対応可能だろう。まあ、どうせ目ぼしは付いてるだろうがな。問題は、相手もそれを察知しているってことだ。危険が伴う。時間がかかっても良いならば被害者や人身売買の現場から遡ることだが、末端はすぐに身内に排除される。麻薬犯罪組織の常とう手段だ。だから、危険覚悟の製造元捜査。一網打尽にするならこれだ。現役時代の俺のような優秀な調査員はいるのか?いるなら楽勝だろ?」

「録音は以上。これを有田に聞かせてやってくれ」
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