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帝警備淫夢譚
第9章 城田美和、シャワールームの陰謀
「まあね。けど、色仕掛けとか、そっちの手練手管への対策は学んでるよ?」

「じゃ、私がテストしてあげます」

「テスト?」

「ここ数年はマンション管理の仕事だって仰ってたでしょ?色仕掛け対策の訓練、ご無沙汰じゃないですか?ヤバイですよ~敵が美女を送り込んできたら!松葉さん、堕とされちゃいますよ!まっ、私は美女ぢゃないし大丈夫でしょうけど…」

こんな遠回りをしなくても、彼を誘うことは出来るのかもしれない。
けれど、松葉さんには、私の知らない、私には絶対に見えない部分がある。
だからかな?一般的な男女の関係…当てはめると違和感が湧く。
分からない部分は分からないままに。見えない事は見えないままに。
それが私たちの関係の掟なんじゃないだろうか。

暗闇が彼と私を引き逢わせてくれた。
そんな暗闇に惹かれて私は彼を好きになった。
でも、暗闇があるから恋人にはなれない。
この一か月、私はそう整理した。

松葉さんを好きになってから、カレのことを考えた。
それは、別れるべきか?ということではない。

松葉さんとの出会い。松葉さんとの重なり合い。
それが私に道標を与えてくれるような気がしている。
道標はカレを向くかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、それを得ることは、私にもカレにも必要なことだ。
もちろん、私の独善的かつ無根拠な妄想。だからカレに対する罪悪感がないと言えば嘘になる。

それでも私は自らの直感に素直に生きると決めている。
転職だってそう。

私の松葉さんへの想い。
それは私の人生に欠かすことのできないものだと確信している。

今よりも松葉さんを知りたい。深く深く繋がり続けていたい。

でも、与えてもらってばかりじゃ不公平。
私も求められる存在になりたい。
彼にとって必要な女でありたい。
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