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帝警備淫夢譚
第2章 松葉昴司、彼女を想い反省す
互いの急所を口で攻め合う。

俺は男女の絡みについてもプロとして養成されている。
清純な娘が俺の技をくらえばどうなるか…。分かり切っていた。だが、どうなるか見てみたい衝動に駆られた。一切手加減はしない。
舌でクリトリスを、両手の指をフル稼働させ割れ目と膣、そして子宮に多彩な攻撃を加える。
彼女は、俺の剛直を喰わえたいはずなのに、あまりの快感に声が漏れ、上手く出来ない。時折悲鳴のような喘ぎも混ざる。堪えられない快感が、いつの間にか涙に変わっている。

事前通告する間もなく彼女が大きく痙攣する。
息が絶え絶えだ。

「もう入れてください…」

切ない懇願。
剛直を割れ目にあてがい、また焦らす。

「ください!はやく!」

叫ぶ彼女。その要求が終わる前に。

ズン…

子宮まで一気に貫通。
瞬間、また彼女は痙攣。

こちらも正直たまらない。
ひたすらに腰を振る。叩きつけ抉る。

「また…またッ!!…イっイクっっ!」

今度はしっかり通告する彼女。それがまた可愛い。
掘り返す速度をあげると、俺の剛直を締め上げ、岸に打ち上げられた魚のように跳ねる。

次は騎上位にして、バックから、また正対して、彼女をイカせる。
獣じみてくる二人。

最後は膝を持ち上げ最も深く刺さる体位で、欲望のままの突きを放つ俺。

「あっ!ああっ!もうダメっ!ムリぃっ!いくっイクイクっ!イクっっー…」

俺の方も咆哮し、彼女の痙攣と同時に…灼熱を注ぐ。

朦朧とする意識の中で、ふと思った。
彼女、絶頂も初めてだったんじゃないか?
精を注がれるのは初体験だと言っていた。言葉より、俺自身の感覚から思う。本当のことだろう。今日は安全日だから…と彼女はそれを求めたのだ。

「イクって、どこで覚えたの?」

「あなたに負けたくないから勉強したんです」

「はははっ、そうか。可愛かったよ」

「…やっぱり素敵でした」

やっぱり?どんな想像をしていたのやら…。
二人は少しだけ眠りに落ちた。

そして俺たちは別れた。

最後まで互いの名前は明かさなかった。俺が職業上、本名を明かせないと話すと、なぜか彼女は素直だった。
それからは、俺が山田だったり佐藤だったり鈴木だったり。彼女の方も、毎回名前を変える。それがまた楽しかったのだ。
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