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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第6章 初デート
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ただ触れるだけの優しいキス。
それでも私は、ドキドキしてしまう。
それはまるで、若い頃のような純粋なときめき…。
忘れていた恋の炎が、宿った気がした。
唇が離れて、瞳を開けると、アズが優しく見つめていた。
「ごめん…サラが可愛くて、我慢出来なかった…。」
申し訳なさそうに謝るアズの肩に私は頭をコツンと預けた。
その私の髪をゆっくりとアズが撫でた。
アズの爽やかなシトラス系の香りが鼻をくすぐる。
まったりとした時間が流れていく。
互いに無言だったけど、不思議と気持ちは穏やかだった。
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