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渇いた人妻たち
第4章 無意味な約束
その手が勃起してバスローブからはみ出ていた肉棒に、征男は意識して当たるようなコースを辿ったの
を知らない彼女は、それをいきなり握らされるのかと勘違いをしたのか、それに触れた瞬間、その手をさっと引き征男に尻を向けてしまった。
 征男は尻を向けている浩美の背に寄り、横向きの状態で身体全体を彼女の背後から沿わせてその右肩に手を置いた。
 「ごめん、そんなつもりじゃ無かったのだよ、怒っているの?」
 「怒ってないわ、凄く硬いので驚いたの」
 「こんなに薄い布の下に君の裸体があると思うだけで、僕自身理性を失いそうなので、両手を縛ってくれる方が諦めがついて良いよ」
 「そんな事しなくても、征男さんがここまでなら良いと思うところまでは、許してあげようかと今悩んでいるの」
 「約束したものなあ、最後の一線は越えないって」
 「そうよ最後の一線よ、それまでは・・・・・」
 「そこまでは許してくれるの?」
 「良い事にしてあげないと、こんな場所へ来てこのままだと可哀想に思えてきたの」
 「ありがとう、本当にうれしいよ」
 征男は待っていた言葉が彼女の口を吐いて出たので、向こう向きの浩美の身体をゆっくりと上向きにして、顔を彼女の顔面に近づけその瞳を見つめて、
 「ありがとう許してくれて」
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