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渇いた人妻たち
第4章 無意味な約束
 それは、興奮のためか硬くなって表皮から顔を覗かせているような感触が、触れた中指を通して征男に伝わってきていた。
 浩美はオッパイに征男の左手と口で優しく愛撫を受けていて、凄く気持ちが高まり始めた頃に征男の右手が、下へ下へとゆっくりと肌を伝い降りて行き始め、恥毛に着いた時その行き先が分かっていた、一瞬拒むべきかどうかと迷ったが、今までに経験した事の無いような快感に酔いしれて、征男の手の目指しているところが溶け出すのではないかと思うほど熱くなっており、頭の中では約束していたところなので拒まなければいけないと思いつつ、その肉体はそれを強く阻み、征男の手がそこに触れ易いようにと、少しではあるが両脚を広げて、その手の到着を待ち焦がれていた。指が触れて来た時には頭の中を稲妻が光ったような感覚が走り、真っ白い煙に包まれたようになって、その征男の人差し指が硬く尖っていたクリトリスを転がす度に、浩美はビクッと全身が痙攣するまでに高まり、最後を迎えようとしていた。
 「駄目よあぁ約束は・・・」
 「こんなの初めてよ・・・まあちゃんあぁ」
 「あぁぁぁもう駄目・・・何か変よ・・・」
 「これは何なの・・・アソコが溶けそうよ」
 「アソコが熱つっっぅい」
 「まあちゃんだめよぅぅつ・・・何かがくるぅぅ・・・こわいぃぃぃぃ」
 立て続けに出るよがり声の最後には、太腿をきつく閉じ、両膝を立てて言葉にならないような声を発して、今日までイク時の良さを知らなかった浩美はこの時、生まれて初めてその良さを経験する事となったのである。
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