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渇いた人妻たち
第5章 専務夫人
征男はその前に浩美に淫らな考えを伝えたのは、既に二人で深く愛を確かめ合った後なので何の蟠りも無く命じた事を、明美が聞いていたかのように征男の望む姿となり面食らっていた。
明美は大胆にも、その明るい場所で恥じらいの片鱗も見せずに、浴衣の裾を両手で持ち膝を広げて見せようとした、座っているために征男の目には、デルタに息吹いている恥毛しか見えなかった。
 「そんなに見せ付けられると入れたくなるよ、せめてタッチだけでもさせてよ」
 「ここでは駄目よ、前回の所でならね」
 「トイレの前?」
 「そうよ、あそこでなら良いわ」
 「じゃあ二人が戻って来てから、僕が隙を見て立つから、適当な理由を言って、来てくれるかな?」
 「そうするわ、スリルがあるわね」
 畳数枚分離れた所では、三人の亭主達が大きな鼾を斯いて寝ているのにも係らず完全に牡と雌に化した征男と明美は、そのとき自分の置かれている立場も忘れて所構わず大胆な会話をしながら浩美と梨花がその部屋へ戻って来るのを心待ちにしていた、そしてその二人が相前後して入ってきた。
征男はズボンの前面を抑さえ、
 「我慢できないから出してくるよ」
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