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向日葵
第9章 セカンドセックス
 濡れた園を掻き分けるかの様に、白石は先端を私の入り口に押し付けた。

 クチュクチュとエッチで卑猥な音が聞こえた。


 『肉、肉だ…!!』


 神はどうして男女をお造りになったのでしょう?
 なんで互いの性器を深い場所で繋ぐ形にしたのでしょうか?
 なんでセックスしなければ子供は宿せないのですか?
 ーーその構造が私を苦しめるのですーー


 肉は私の恥ずかしい場所にある襞を掻き分け、ズブズブと愛液に浸されながら奥を目指して突き刺してきた。
硬くなった肉をやわ襞が包み、更に挿入を許してしまう。
 
 「うっ…あぁぁ…」

 男の呻き声は動物的だ。

 私の身体の上を上下しながら、憂いの微笑みを浮かべ、己の肉を突き刺し、速度をコントロールしている。

 「ハァハァ……」

 まるで、苦しいマラソンを強いられたみたいに、息を荒げながらも、ひたすらゴールを目指す様な表情となった。

 「すみれ……すみれ!!」

 歯を食いしばりながらも私の名前を呼ぶ。

 そして私も……自分の中に肉を受け入れ、上下に動かれる度にジワジワと愛液という潤滑油を流し、男の動きを止めない。

 ピチャピチャと音を鳴らして、性器同士が重なり、一つになって繋がれていく。

 セカンドセックスは、十代の幼い好奇心からのセックスとは、また違う味を身体に残していた。







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