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向日葵
第13章 あとがき
 向日葵を読んで下さり有難う御座いました。
途中、タイトルを何度か変えてしまい申し訳ありません。

 それくらい、この作品は私の想像力を全て注ぎ込んだものなんです。

 (お粗末な想像力ですが…笑)

 私はプロフィールでも公表してある通り、女性であり、普通に結婚をし、娘を授かりました。

 レズビアンではなく、普通の恋愛経験を重ね、最期に夫と結ばれたんです。

 携帯小説を書くようになり、三年目。
専業主婦をさせてくれている夫に感謝です。
娘とのバランスを取りながらの執筆になります。

 私はまだまだの幼稚な官能しか書けません。
ここのサイトの他の作者様の作品を読むと、雲泥の差を感じてしまう事もしばしば。
誤字脱字や文章がおかしいのは読み直ししても気づけない鈍臭い作者です。

 そんな私がGL分野に挑戦したのは、女だからです。
女だから色々考えました。
私とレズビアンの方々も、人を好きになる純粋な気持ちは一緒なんじゃないか?と考えました。

 恋が上手くいっている時は、ほんの少しの躓きなんて跳ね返すパワーがある。
『負けるもんか!私は大好きなあの人に思われているんだから、へっちゃらよ!』とつっぱれる。

 強気になれない日は、大好きな人の前で弱音を吐いて、涙を流す。
それを優しく包んでくれる人が居るだけで幸せだと思う。

 上手くいかないと、世界の終わりが来たみたいに泣いて過ごす。
別れなんて来たら、死にたくもなる。
死なないけど、それくらい心はクシャっと萎んでしょぼくれる。

 これって、男女間の恋愛でも同性同士の恋愛でも変わらないでしょ?

 GLなら女心を的に絞り、赤名風味で仕上げてもいいかも?
なんて思いながら、向日葵という物語を育ててきました。

 もっと救いようのないくらいドロドロな展開を考えてもいましたが、主人公の川上すみれに止められました。

 “葉月との愛を純粋に終わらせて”と語られるかの様に…
だから、タイトルも、【愛を語り、狂気は踊る】→【醜い、ペニス】→【向日葵】に落ち着いたのです。

 私も向日葵の花が好きなんです。
私の祖母を思い出すのですよ。
八月生まれの祖母。
血の繋がらない孫の私に沢山の無償の愛を残してくれました。
私は祖母に何一つ恩返し出来ない孫でした。
作品に夏生まれの登場人物や夏の象徴の様な向日葵を描きたくなるのです。
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