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続「辿り着く 先には」
第2章 『堕落』
そして、その肌の滑らかなことを思い出して自分の芯が固くなるのを思った。今すぐに全てを奪いたくなるのは絢音だからなのだろうと、聖もまた感じ始めていた。こんな感覚はそれこそ、初めての事だった。女は聖にとって道具に過ぎなかったからだ。

ゆっくりとした足取りで二人は車に戻ると、再び風は二人を運んで想いは心に残ったのだった。明るい日差しが二人の心を温め、精神を安定させているのだった。愛しい気持ちが全てを変えるのか?それは風と太陽だけが知ることとなった。
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