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第2章 Scene.01

　
「あら、もう良いのぉ？」

　名残惜しいけど体を起こすっス。

　ニッコリ笑みを浮かべるピンク髪の姐御。

　やっぱ、美人っスね。

　垂れ目気味でほんわかしてそうに見えるっスけど、口元のホクロとピンク髪がエロさを際立たせてるっス。

　体は当然どエロなんスけど。

　あんまり見てるとムラムラッとくるから、あまり見れねぇっス。

　存在だけで男をムラムラさせるとは侮れないっス。

「で、何でアタシを見るかな？」

「あ、いえ………」

　考えてたこと読まれたみたいっス。

　ジトッとした視線が痛いっス。

　別に、姐御と比べてメリハリのない体を見て落ち着こうとか考えてないっス。

「あイタっ」

　杖は叩く物じゃねえっス。

「そりゃ、エリスさん見た後にアカネを見たら」

　それ以上言っちゃならねぇっスよ、坊ちゃん。

「あイタぁぁっ」

　言わんこっちゃねぇっス。

　叩かれるの分かってて言うなんて、さては坊ちゃんはマゾなんですかね。

「さて、アッシはご褒美も戴きやしたし………」