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龍、人生の絆
第3章 心に住む魔物
「私を…
どうするつもりですか?
事務所に連絡しますか?
警察に突き出しますか?」
ルナは静かに呟いた。
龍は無言だった。
何も言わなかった。
「どうして何も
言ってくれないの?」
「ルナ、今いくら必要なんだ?」
「え…?あの…
10万ほど…」
「きちんとした金額を言え。」
「ごめんなさい、
11万円です。」
それを聞くと龍は
財布から11万円出してきて
それを二つ折りにして
バスタオルに挟んだ。
「えっ?」
ルナはびっくりした様な
表情を龍に見せた。
「必ずきちんと業者に返す様に…
それと借金の残債は
今、正確にどれくらいあるの?」
「大体、400万位…」
「随分借りたな。
少し待て。」
龍は電話を取り出し
ルナの事務所に電話を掛けた。
「もう駄目だ。
これで首になる…」
ルナは諦めた。
しかし…
「え~と…ルナ嬢は
明後日予約は入っていますか?」
「いえ、入っていません。」
「そうですか…
では朝一番から5時間の
予約をお願いします。」
どうするつもりですか?
事務所に連絡しますか?
警察に突き出しますか?」
ルナは静かに呟いた。
龍は無言だった。
何も言わなかった。
「どうして何も
言ってくれないの?」
「ルナ、今いくら必要なんだ?」
「え…?あの…
10万ほど…」
「きちんとした金額を言え。」
「ごめんなさい、
11万円です。」
それを聞くと龍は
財布から11万円出してきて
それを二つ折りにして
バスタオルに挟んだ。
「えっ?」
ルナはびっくりした様な
表情を龍に見せた。
「必ずきちんと業者に返す様に…
それと借金の残債は
今、正確にどれくらいあるの?」
「大体、400万位…」
「随分借りたな。
少し待て。」
龍は電話を取り出し
ルナの事務所に電話を掛けた。
「もう駄目だ。
これで首になる…」
ルナは諦めた。
しかし…
「え~と…ルナ嬢は
明後日予約は入っていますか?」
「いえ、入っていません。」
「そうですか…
では朝一番から5時間の
予約をお願いします。」