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明治鬼恋慕
第11章 夜叉




──…



その夜、播磨の国は初雪であった。

月は闇に隠れ、雑音は雪に吸収され、昼間の賑やかさを忘れた街はしんと寂しげだ。


鳥も鳴かぬそんな夜に

街一番の豪商──『紅粉屋』の主人が、冷えた母屋の板廊下を歩いていた。

障子を引いて寝室へ入る。

畳張りの部屋を奥へと進んでさらに障子を開ければ、そこには部屋の隅に身を横たえる少年の姿があった。


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