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第16章 吐露

「ぅあ…ｯ」

「…今から犯すのは…！……っ、こっち」


指先に纏った唾液のぬめりを奥のすぼまりに塗り付け、ぴったりと閉じたそこに突き立てた。

ならされる前の孔は当然きつく、リュウの指は第一間接を挿れただけで止まってしまう。

焔来はこの時点で、自分が何をされているのか理解していない。

何か大きな違和感を覚え──

不安と戸惑いに晒される。


「な…!? は？……リュウ何を……!?」

「すぐに…わからせてあげる」


一度止まった指をリュウが強引に奥へと進ませる。

そうすると、不安に続いて鈍い痛みが焔来を襲い

「…アっ!?」

無意識に喉奥から声が飛び出た。


「…な……はぁ…ｯ…、ぅ、なに、して……!?」

「ｯ──…ﾌ、……っ」


リュウは含み笑うだけで、焦燥する焔来に返事をしてやらない。

焔来の痛みを省みずゆっくりと挿し込みを深くする。