この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
明治鬼恋慕
第5章 出立

この綺麗な男の子を死なせちゃいけない。自分が助けなきゃいけない。

そんな使命感を胸に、父様に頼んで彼を村に連れ帰った。

どこから来たのかと聞いても答えない。
親のことにも口を閉ざす。

とにかく謎が多い焔来だったけれど、自分は全く気にしなかった。


何故なら焔来は強くて美しかったから…

そんな彼と一緒にいるだけで、自分は幸福でいられたから。


“ …その報いが、こんな形で現れたのね ”


自分は焔来の外見しか見ていなかった。

もし深いところまで踏み込んだら、鳥のようにどこかへ逃げてしまいそうで。






「……そうだわ」



ふと、千代は歩く足を止めた。


不思議そうに見上げるシロの前で、丸まっていた背筋を伸ばす。


/329ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ