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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第9章 盗撮 編 3-1 コスプレ
大石が隣に来たとき、彼女は顔を上げてチラと視線を向けてきたが、また雑誌に目を戻し髪をかき上げる。
大石のいる方から横顔が見やすくなり、撮り易くなったなぁ、と内心喜んだ。

手に取った雑誌を眺める振りをしながら、その下から隠し持ったコンパクトカメラで彼女の横顔を狙ってシャッターを押す。
大石は、ファインダーを覗かなくても、経験と勘で被写体をフレームの中央にしっかりと納めることに自信があった。
続けて数枚、顔を中心に撮影した後、また彼女を観察する。

腕と雑誌で隠れていて気が付かなかったが、細身の身体に似合わず、胸の膨らみが魅力的な形と大きさで、ワンピースの下から存在を主張していた。
巨乳と呼べる大きさではないが、大石の手では隠しきれないくらいには膨らんでいて、異性のいやらしい視線の標的になってしまうことが予想できる、綺麗な膨らみだった。

彼女が別の雑誌を選んでいる時に、その膨らみを横からしっかりとカメラに収めた大石は、そのまま見つめ続けてしまっていた。

その視線に気が付いたのか偶然か、彼女が大石に視線を向けてくると、大石もそれに気が付き2人の視線が合ってしまった。
一瞬の間の後、彼女から先に目を逸らし慌てた様子で雑誌を手に取って見つめだした。

大石はその彼女のちょっとした変化を見逃さなかった。
その頬は薄く赤く染まり、視線は一点を見つめていて動かず、雑誌を読んでいるようには見えなかった。
それまでのリラックスした雰囲気から、緊張をし始めた様に見える。
一瞬撮影しているのがバレて、店員を呼びに行かれるのかと焦ったが、彼女はその場に留まっている。

本当に撮影がバレていないのか?バレていないとして彼女のこの行動と表情の変化はなんだ?バレているとしたら、どうしてここにいる?・・・

急いであらゆることを考えてみてから、大石は思い切ってこちらから彼女の顔を見つめ続けてみた。



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