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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第9章 盗撮 編 3-1 コスプレ
喫茶店に入り、店内を見渡して席を選んだ大石は、向かいに座った彼女にオーダーを確認した。

「俺はコーヒーにするけど、何にする?打ち合わせが終わったらケーキセットを奢るから、今はコーヒーか紅茶でいいよね。・・・紅茶でいい?」

彼女がメニューを見て選んでいる間の沈黙を避けるために、そして打ち合わせという共同作業が終わればご褒美が待っている状況を作り、話をうまく進めないといけない様にレールを敷いてしまう。

しっかりしているのか、恥ずかしがり屋なのか・・・

彼女の性格を今一掴めない大石は、こちらのペースで話を進めたかった。
オーダーが届くまでは今日のファッションなど、さりげない話で間を繋ぐ。
お洒落な子ほど、その服を選んだセンスを褒めてあげると喜んでくれる。

嬉しそうに笑いながら話す彼女。
確かに美少女だよな・・・

改めて見つめていても、また見惚れてしまう程だった。
店にいた何人もの男性客が、彼女を目で追っていたのも頷ける事だと大石は思う。

彼女の顔を見つめながら、しかし大石はテーブルの下でコンパクトカメラを構えていた。

あのミニスカートのワンピースなら、太腿を閉じていても必ずパンチラは撮れる、と確信があった。
もちろんノーファインダーでもだ。
それにミニスカートでも、テーブルの下で膝が開いている女の子は多いから尚更だった。

そして書店でもパンチラの映像は、撮影済みだった。
上半身を撮影しながら同時に行っていたのだ。
モデルになってくれるとすれば、真面目な撮影とパンチラが一石二鳥で撮影できて都合がいい、頑張って口説こう、と大石は気合いが入った。
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