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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第9章 盗撮 編 3-1 コスプレ
白地の壁に黒を基本としたベッドや家具が置いてあるゴシック調の部屋に、ゴスロリファッションの来瞳と真奈は人形の様に無表情で佇んでいる。
デザインは違っても白と黒、そして赤をワンポイントに使った、ドレスの様なファッションの2人は、元々美形なうえにメイクも服の雰囲気に合わせて決めているから、参考に見てきた雑誌のモデルに全く引けを取らない美しさだ、と大石は思った。

来瞳は幼稚園児の頃から劇団に所属し、舞台で劇や歌、踊りを経験してきているという。
ファインダー越しに見ても姿勢や立ち姿が安定していて様になっているのは、そうした見られることを意識している場に、いる人達に共通していることだ。
だから、真奈も来瞳の傍で何の違和感もなく、同じ印象で安心してみていられるのは、多分演劇やバレエを経験しているからだろう、とも想像した。

2人の作る世界の雰囲気が、この部屋の空気まで染めてしまった様に大石は思い、ここまでやるのかと驚き、鳥肌が立つ思いだった。

やがて2人は自由に動きだし、ベッドや椅子に腰かけ、窓辺に佇み、笑いあい、真剣に見つめ合ったりし始めた。
大石もそんな2人を、自由に動き、好きな様に撮影する。

ベッドの傍に立ち、抱き合い始めた2人。真奈が来瞳をリードしながら抱き締め、顎をクイッと上に向けさせた。
ゆっくりと唇を近づけていく真奈。

な・な・何が始まったんだ?・・・

唖然として固まった大石に真奈が目くばせする。

続けて・・・

そう感じた大石は遠慮なく撮影をしていく。
目を閉じ少し頬を染めて、無防備に唇を晒す来瞳と愛おしむような視線で見つめながらも、強く抱きしめ始めた真奈の2人は、まるで舞台の1シーンを演じている様な雰囲気を出し始めた。



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