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第9章 盗撮　編　３－１　コスプレ

２人の唇がゆっくりと近づいていき触れ合う寸前で一瞬止まった後、柔らかく優しく真奈が来瞳に唇をチョンと押し当てた。
その後も、じっとして動かない、抱かれたままの来瞳を刺激するように真奈は何度も唇を押し当てる。
少しずつ応え始めた来瞳の変化に合わせて、真奈が強く熱く唇を押し付けたり、挟んだり吸ったりする。
来瞳も控えめに同じことをしようとするが、真奈の唇の動きに付いて行けない。

いきなり始まった２人のキスシーンに、大石は見入ってしまいそうになるのを我慢していた。
顔のアップだけでなく、抱き合う２人の全身も含め様々な位置とアングルから撮影をしていく。

女の子同士のキスシーンがこんなにエロいとは・・・

美人系の２人がゴスロリファッションに身を包み、雰囲気のある部屋でしているキスは、初めて感じるエロさだった。
まずいなぁ・・・と思いながらも下半身が徐々に反応し始めている。

うっ　んんっ・・・

小さく短く来瞳が呻いた。
真奈の舌が来瞳の唇を割り開き、スッと侵入をする。

その瞬間もしっかりとシャッター音が部屋に響いた。

僅かでも顔を背けることが許されず、しっかりと抱きしめられた来瞳は、深く舌の侵入を受け入れるしかない様だった。

んっんっ　クチュ　チュッ　んっ・・・

優しくいやらしい音が続いていく。

やがて真奈が唇を離すと、来瞳の可愛らしさの混じった少しだけセクシーな息遣いが部屋に漏れ始める。
満足そうな笑みを浮かべた真奈が、力の抜けた来瞳をベッドに優しく横たえた。
頬を薄くピンクに染めて、ぐったりとしている来瞳のスカートが捲れ上がり白い太腿が露わになっていて、ファインダー越しに見つめる大石の下半身をさらに硬くさせる。

撮り逃がすことなく撮影していた大石の目の前で、来瞳を見下ろしながら真奈が服を脱ぎ始めた。

「・・・！」