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第9章 盗撮　編　３－１　コスプレ

下乳を出しながら微笑んでポーズをとる来瞳（クルミ）を、大石は露骨にローアングルから覗き込むようにして撮影していく。
露出している胸の膨らみを、レンズを通して間近からガン見されているようで、連続して聞こえるシャッター音と大石の胸の形を褒める恥ずかしいトークに、喉が渇くほど身体が熱くなっているのを来瞳は感じていた。

大石が、来瞳にそのまま上着を脱いで手ブラをすることを提案してきたが流石に首を横に振ると、四つん這いになって腰を高く上げて欲しいと言ってきた。

「う、うん。それは良いけど・・・」

そんなポーズ位はどうと言うことは無かったが、島風の衣装ではＴバックのお尻が後ろから丸見えになってしまう。
そろそろと四つん這いの姿勢になった来瞳に、肘をついて背中を反らすように指示をする大石に来瞳は言った。

「後ろからは・・・撮らないで」

いくらなんでも恥ずかしすぎるよ・・・
そんな写真、撮影しても使えないから・・

大石は後ろからは撮影しないと言ってくれたが、来瞳は誰に見られる訳ではなくても羞恥心からか、熱が出ているのかと思う程、ますます熱さを感じだした。

大石が来瞳の横から撮影を始めた。
思わず、ちょ、ちょっとダメだから、と言ってもポーズを続けることを要求し、お構いなしにシャッターを切っていく。

来瞳の腰からお尻の丸み、太腿の裏側からふくらはぎまでの流れる様な綺麗なラインを恥ずかしがることなく褒めちぎり、聞いている来瞳の方が赤くなってしまう。

更に来瞳が恥ずかしがるポーズを要求する大石。
肘ではなく顔をベッドにつけて更に背中を反らし、腰を高く上げさせられる。

「恥ずかしすぎるよ・・・もういいでしょ、大石君・・・」
「まだまだ頑張って。凄くセクシーに撮れてるよ」

来瞳の切羽詰まった声にも大石はどこ吹く風だ。
来瞳がベッドに顔をつけて周りが見えないのをいいことに、こっそりと後ろに回りむと無防備に高く上げられているＴバックだけのお尻を鑑賞し始めた。