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第10章 禁断　編　１－１

「んっんんっ　あぁっ　はぁっ・・・」

あやなの口から急に艶のある声が漏れ、気を良くした前川は何度も撫で上げて徐々に大きな声をあげさせる。
特に突き上げているお尻の上で円を描くように曲線に合わせて指先を滑らせると、あやなの乱れっぷりは激しかった。


「あっ　ああっ　コーチッ・・・はぁん　だめっ　ああん　ああっ・・・」
少女らしさのない女性としての感じている声に、前川のコーチとして躊躇していた気持ちは全て消滅してしまった。

指先から逃れようとお尻をくねらせるあやな。
お尻の割れ目に細く紐の様になって食い込んだレオタードが、太腿の内側で細い楕円形に膨らみ、お尻と共に揺れて間近で見つめる前川の視線を奪う。

左右のお尻にキスをしてあやなに声をあげさせた前川は、抱き起して正面を向かせるとギュッと抱きしめる。
力なく前川の胸に捕らえられたあやなは、喘ぎながらも小さな声で呟く。

「うっ　んん・・・コーチ・・・好き・・・好きです・・・」

自分から目を閉じて顔を上げたあやなの唇を味わうように、前川はキスをした。
弾くような弾力が心地いい。
薄めの唇は簡単に開き舌の侵入を許すが、あやなは前川の舌の動きに付いていけずにされるがままだった。
舐められ、強く吸われて口から引っ張り出されると、甘噛みされたまましゃぶり尽くされる。

ようやくキスから解放されると空気を貪る様に激しく呼吸をするあやな。
半分ボゥとしている状態のままで、正面からレオタードの肩紐をゆっくりと二の腕にずらされ胸を露出させられ始める。

「えっ？　えっ？・・・ 」

あやなが手で隠そうとするのを言葉で制し、意地悪な質問をする。

「レオタードの上から乳首が目立っていたぞ。わざとカップを付けなかったんだな」
俯き加減のまま、あやなはまた胸を隠そうとした。

「隠したらやめるぞ」

観念したようにあやなは両手をだらりと下に降ろす。

「乳首を見て欲しかったんだな」

レオタードは徐々に下げられて膨らみの上側が全部現れ、乳輪までチラ見できる様になった。
首を左右に振って否定したあやなは、しかしもう隠そうとはしてこない。

「見て欲しくないのか。それでいいのか」

再び首を左右に振って否定する。

「自分で見せてごらん」