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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第11章 睡眠姦 編 3-1  
生徒達は午前と午後、模試対策の講義と予想問題を解くことでみっちり絞られる。
一流講師の講義と質の高い問題を解くことで、実力が確実にアップするのは当然だった。
夕食後は自由時間だが、当然遊んでいる生徒はいない。しかも原則部屋から出ることは禁じられ、スマホ等も持込み不可なので各自で勉強するしかない状況だった。

参加者全員が、夕食後には連絡を取れない状況で朝まで部屋に籠りきりになる。
これを利用して美奈が部屋に細工をし、薬を使って加奈を眠らせ、そして深澤が悪戯をする、そんな計画だった。

午後21:00
落ち着いた色の間接照明だけが灯るホテルの廊下を、深澤は加奈の部屋に向かって歩いていた。
足音がしない柔らかい絨毯の床を、逸る気持ちを押えて一歩一歩ゆっくり進んでいく。

ここだ・・・802号室、ここに加奈が眠っている・・・

美奈が部屋に何度か電話をかけ、彼女が起きていないことは確認してある。
部屋番号を確認した深澤はマスターキーを使って静かに開錠し、ドアを押して素早く部屋の中に入った。

部屋の明かりは全て点けてあるのか、と思う程明るく一瞬躊躇しながら奥へ進む。

加奈はベッドの上で、家から持ってきたのか有名なテーマパークのキャラクターの熊を抱いたまま丸くなって横たわっていた。

空調の音が微かに聞こえるだけの静かな空間で、ドキドキしている自分の心臓の音で彼女が目を覚ましてしまうのではないか、心配になってしまう。

しかし美奈の説明を思い出し、時間が来るまでは起きないのだと自分に言い聞かせると足音を忍ばせることもなく、ベッドにも普通に腰を下ろした。
深澤の体重分ベッドは軋んだが、当然のように加奈は起きる気配など無かった。

笑みを浮かべた深澤は、横たわる加奈を見下ろす。

合宿初日なので学園の制服を着たまま今日は勉強していたが、着替える間もなく眠ってしまったのだろう。
わざわざ覗き込まなくてもミニスカートからは薄いピンクのハーフバックパンティがお尻側から見えている。

このパンティは見たことが無い。最近買ったのか・・・これは楽しみだ・・・

ゴクリと唾を飲み込み、乾いた唇を舌で舐め回しては潤す。
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