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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

抱き締められて、自分の胸に顔をうずめながらそのまま話す心愛を、むちゃくちゃ可愛い!と思いながら、身体を彼女から離した。
「もちろん。先に浴びてこいよ。俺も後から浴びるから」
「うん、ありがと・・・」
そそくさと部屋のドアに向かい浴室に行こうとした心愛が振り向いて言った。
「ねえ・・・覗かないでね・・・」
悪戯っぽい目をして言った冗談に、京一は笑った。
「俺のは覗いていいぞ」
他の人が面白くなくても、2人には十分笑えるほど楽しい会話だった。
見つめ合い、他愛のない事でも笑いあえる。この瞬間がずっと続けばいいと、2人とも思っていた。
しかし、急に心愛が真顔に戻ると、瞬きもせず京一を見つめて言った。
「一緒に・・・シャワー、浴びる?」
そう言った後、一瞬視線を外してからすぐに戻し、真剣な顔で京一を見続けてくる。
京一も視線をそらすことが出来なかった。
えっ・・・シャワー、一緒に・・・
心愛からの想像もしていなかった言葉に、急に心臓がドキドキして顔が熱くなる。京一の視界には心愛の姿しか映らなくなった。
心愛と・・・シャワーを・・・
真面目な顔をしながらも、京一の脳裡にはシャワーを浴びている心愛の姿が浮かんできた。
湯気で身体のラインは良く見えないが、心愛が手を伸ばし誘って来る。
来て・・・京一・・・
大胆な心愛の言葉に、引き寄せられるように京一はフラフラと歩き出す。
あははっ、心愛の楽しそうな笑い声で京一は我に返った。
「あはは・・・信じられない!冗談に決まってるでしょ!」
真面目な顔をして京一を見つめていた心愛の表情が一気に緩み、声を出して笑っている。
京一は呆然として心愛を見つめた。
「え?冗談・・・シャワーは冗談・・・あっ!!心愛!からかったな!」
京一は怒った振りをして心愛を捕まえようとドアに向かうが、彼女の動きは速くて、笑いながら廊下に出ると外から部屋のドアを閉めてしまった。
「お先に!」
明るい声と共に廊下をパタパタと駆けて行く音が聞こえる。
部屋に残された京一は溜息をついていた。
「あ~あ、騙された!一瞬本気にしちゃったけど・・・そんな訳ないよな・・・あ~あ・・・」
京一はその場にしゃがみ込み、そのまま後ろに倒れて天井を仰いだ。
次第に顔がニヤけてくるのを我慢できなかった。
「もちろん。先に浴びてこいよ。俺も後から浴びるから」
「うん、ありがと・・・」
そそくさと部屋のドアに向かい浴室に行こうとした心愛が振り向いて言った。
「ねえ・・・覗かないでね・・・」
悪戯っぽい目をして言った冗談に、京一は笑った。
「俺のは覗いていいぞ」
他の人が面白くなくても、2人には十分笑えるほど楽しい会話だった。
見つめ合い、他愛のない事でも笑いあえる。この瞬間がずっと続けばいいと、2人とも思っていた。
しかし、急に心愛が真顔に戻ると、瞬きもせず京一を見つめて言った。
「一緒に・・・シャワー、浴びる?」
そう言った後、一瞬視線を外してからすぐに戻し、真剣な顔で京一を見続けてくる。
京一も視線をそらすことが出来なかった。
えっ・・・シャワー、一緒に・・・
心愛からの想像もしていなかった言葉に、急に心臓がドキドキして顔が熱くなる。京一の視界には心愛の姿しか映らなくなった。
心愛と・・・シャワーを・・・
真面目な顔をしながらも、京一の脳裡にはシャワーを浴びている心愛の姿が浮かんできた。
湯気で身体のラインは良く見えないが、心愛が手を伸ばし誘って来る。
来て・・・京一・・・
大胆な心愛の言葉に、引き寄せられるように京一はフラフラと歩き出す。
あははっ、心愛の楽しそうな笑い声で京一は我に返った。
「あはは・・・信じられない!冗談に決まってるでしょ!」
真面目な顔をして京一を見つめていた心愛の表情が一気に緩み、声を出して笑っている。
京一は呆然として心愛を見つめた。
「え?冗談・・・シャワーは冗談・・・あっ!!心愛!からかったな!」
京一は怒った振りをして心愛を捕まえようとドアに向かうが、彼女の動きは速くて、笑いながら廊下に出ると外から部屋のドアを閉めてしまった。
「お先に!」
明るい声と共に廊下をパタパタと駆けて行く音が聞こえる。
部屋に残された京一は溜息をついていた。
「あ~あ、騙された!一瞬本気にしちゃったけど・・・そんな訳ないよな・・・あ~あ・・・」
京一はその場にしゃがみ込み、そのまま後ろに倒れて天井を仰いだ。
次第に顔がニヤけてくるのを我慢できなかった。

