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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
「お、おい!どこか痛いのか?頭を打ったのか?大丈夫か心愛!」
真剣な顔をして覗き込み、何度も名前を呼ぶ。
口から飛んだ唾が掛かるほどだったが、心愛は気にならなかった。
それよりも真剣な顔をして心配してくれる京一が面白かったし、嬉しかった。
笑顔と胸の奥から込み上げてくる感謝の気持ちから流れる涙でクシャクシャの顔のまま、心愛は両手を伸ばした。
京一の顔を自分に近づけようとする彼女の気持ちを感じ取ると、素直にそれに従う。
後数センチの所で京一が動きを止めると言った。

「無事で良かったよ」
「・・・ありが んっ・・・」

最後までお礼を言うことなく、心愛の言葉は京一の唇で行き場を失った。
それはクローゼットの中で交わしたファーストキスとは違う、強く自分を求めている彼の気持ちが伝わってくるキスだった。
呼吸をするタイミングが掴めない程、心愛の唇は吸われ、舐められる。
彼の唇で挟まれたり、舌でプルンと弾かれる度にムズムズする刺激が波の様に首筋から身体に流れていく。
「んっんっ・・・んっんっんうっ・・・」
聞こえるのは心愛の呻き声と2人の唇から漏れるいやらしい音だけだった。

彼の舌が、ニュルンと音がしたかの様に口の中に滑り込んできた。
息苦しさの限界に来ていた心愛はそこで思い切り顔を背けて唇を離すと、貪る様に呼吸をした。
「はぁはぁはぁっ んっん はぁっはぁっ・・・」

しかし背中から抜いた彼の手で顔を正面に向けさせられ、まだ荒い呼吸をしている唇にもう一度キスをされる。
今度は落ち着いた優しい触れ方だった。
ホッとして落ち着いてきた心愛は、京一の唇の動きに応えたくなる。
彼の上唇と下唇を交互に挟み、舌先でなぞる。
京一にしてるのに・・・私も気持ちいい・・・どうして・・・

「あっ はぁっ・・・」
心愛が無意識に漏らしてしまった甘い響きに触発されて、京一の手が強い磁力に引き寄せられるようにスッと動いた。
ワンピースをしっかりと下から持ち上げ、魅力的な膨らみを形作っている心愛の左胸の上にそっと置かれた。

「いやっ、だめっ・・・」
またキスから顔を背けて小さな声で抵抗した。ハッとして思い出す。
ワンピースの下、ランジェリーをつけてない!・・・

それを転倒してからずっと忘れてキスに夢中になっていた。
急に思い出すと何故か、このままでいいの、とささやく声まで聞こえてくる
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