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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

「うっ ううん・・・んっ・・・」
急に俊が声を漏らし寝返りを打った。小さめのソファに縮こまる様にして寝ていたから、背中から落ちそうになる。
えっ危ない!・・・
沙紀は咄嗟に俊の身体を支えようとして手を伸ばして背中を押える。両手を使って押し留めようとした。
しかし落ち始めた彼の身体を支えることは出来ずに、そのまま押しつぶされる様に下敷きになって倒れてしまった。
目を瞑ってそれを受け入れるしかなかった沙紀は、彼の呻き声を聞きながらそっと目を開けた。
「痛っ!・・・ん・・・な、何?・・・えっ!沙紀!」
バスタオル一枚を身体に巻いただけの沙紀が、自分の下に横たわっているのを見て、寝ぼけていた顔が一瞬でシャキッとした表情になる。
「な何してる・・・の・・・」
何も言えずに苦笑いをしている沙紀の顔から、彼の視線は徐々に下に移動していく。
倒れた拍子にバスタオルがずれて、水着の時の様に膨らみの上側が覗いてしまっている胸や、裾が左右に開き気味で太腿が露わになっている下半身まで、目を見開いて凝視している。
その視線を感じて、また身体が熱くなってくるのを沙紀は感じても、今は嫌な気持ちはしなかった。
恥ずかしいけど・・・俊になら見られても・・・いいから・・・
そう思い、そっと目を閉じた。
好きなようにして・・・いいから・・・
心臓の音が大きく鳴っている。このまま彼にすべて任せようと思った。
「沙紀・・・」
そう呼ばれた後、すぐに唇が塞がれた。
最初から強く押し付けてくるキスに、唇はすぐに開かれてしまう。
気持ちよく感じる間もなく声が漏れ、息苦しさから顔を背けたくなる。
「んんっ!んっんっんっ、はぁぅっ、うっ・・・」
静かな部屋に呻き声だけが響く。
あっという間に侵入してきた彼の舌が、力強く口内を舐め回していく。
彼が凄く興奮していて、落ち着きをなくしているのが良く分かった。
女の子を感じさせようとする気持があるように思えない。ただ自分の欲望のみでむしゃぶり付いている、そんな気にさせられてしまう。
それでも好きな人が夢中になって自分の身体を求めてくれることが、嬉しかった。
恥ずかしさはある。でも、たとえ抵抗しても力づくで彼の好きなようにされてしまうだろう。そう思える今の状況が、ゾクゾクするような刺激になっていた。
急に俊が声を漏らし寝返りを打った。小さめのソファに縮こまる様にして寝ていたから、背中から落ちそうになる。
えっ危ない!・・・
沙紀は咄嗟に俊の身体を支えようとして手を伸ばして背中を押える。両手を使って押し留めようとした。
しかし落ち始めた彼の身体を支えることは出来ずに、そのまま押しつぶされる様に下敷きになって倒れてしまった。
目を瞑ってそれを受け入れるしかなかった沙紀は、彼の呻き声を聞きながらそっと目を開けた。
「痛っ!・・・ん・・・な、何?・・・えっ!沙紀!」
バスタオル一枚を身体に巻いただけの沙紀が、自分の下に横たわっているのを見て、寝ぼけていた顔が一瞬でシャキッとした表情になる。
「な何してる・・・の・・・」
何も言えずに苦笑いをしている沙紀の顔から、彼の視線は徐々に下に移動していく。
倒れた拍子にバスタオルがずれて、水着の時の様に膨らみの上側が覗いてしまっている胸や、裾が左右に開き気味で太腿が露わになっている下半身まで、目を見開いて凝視している。
その視線を感じて、また身体が熱くなってくるのを沙紀は感じても、今は嫌な気持ちはしなかった。
恥ずかしいけど・・・俊になら見られても・・・いいから・・・
そう思い、そっと目を閉じた。
好きなようにして・・・いいから・・・
心臓の音が大きく鳴っている。このまま彼にすべて任せようと思った。
「沙紀・・・」
そう呼ばれた後、すぐに唇が塞がれた。
最初から強く押し付けてくるキスに、唇はすぐに開かれてしまう。
気持ちよく感じる間もなく声が漏れ、息苦しさから顔を背けたくなる。
「んんっ!んっんっんっ、はぁぅっ、うっ・・・」
静かな部屋に呻き声だけが響く。
あっという間に侵入してきた彼の舌が、力強く口内を舐め回していく。
彼が凄く興奮していて、落ち着きをなくしているのが良く分かった。
女の子を感じさせようとする気持があるように思えない。ただ自分の欲望のみでむしゃぶり付いている、そんな気にさせられてしまう。
それでも好きな人が夢中になって自分の身体を求めてくれることが、嬉しかった。
恥ずかしさはある。でも、たとえ抵抗しても力づくで彼の好きなようにされてしまうだろう。そう思える今の状況が、ゾクゾクするような刺激になっていた。

