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第13章 地下アイドルの秘密　編　１－１

振り付けの第一人者に指導してもらえるチャンスを逃したくは無かった。
その後にＨな事をされてしまっても、ダンスをもっとうまくなりたい私にとって、ある意味これはチャンスだった。
そして、もちろんファータフィオーレにとっても、セカンドシングルの為に振り付けをしてもらわないといけない。
絶対に気に入られなきゃ・・・
そう心で気合を入れて私はマネジャー室を出た。

あんないやらしい父に負けないから・・・
逆に私が利用してやるんだ・・・

アイドルとして売れていくために、そしてアイドルとしての活動以外でも仕事が貰えるように自分に磨きをかけていきたい。
そのために母の再婚相手である父を利用する。
そんな考えを特に最近強く思うようになった。
その為には・・・いやらしい視線くらい耐えられるから・・・

動機は不純でも、それが私の気持ちを支えていた。