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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第15章 バイト(マッサージ)編 1-1
俺はフレッシュジュースを口に含むと、川崎 美奈にグッと近づいた。
ここは要求に応えた方が良い。確かな理由もなくそう思った衝動的な行為だ
った。
すぐさま顔を近づける。一瞬だけ目を見張って、彼女はすぐに瞼を閉じた。
自分の心臓の鼓動を感じながら、そっと唇を合わせる。
ジュースを流し込むタイミングを伺うと、彼女が唇に少しだけ隙間を作って
くれる。そこへチロチロと少しずつ注ぎ込むと、そのまま細く綺麗な喉の中
へと流れていく。

唇!気持ちいい!・・・
プリプリとした唇の感触と甘い川崎 美奈の体臭に、我を忘れて吸い付き、
嘗め回したくなる
すぐに口の中のジュースは無くなってしまっても、もっと欲しいと言うよう
に、彼女は舌先で俺の唇をツンツンと突いてくる。ムズムズとした気持ちよ
さが広がってくる。
唇を合わせていながら、それ以上何もできないでいるのが辛くなってきた。
彼女と舌を絡め合いたくて堪らない。思わず舌先を唇から出してしまう。
「うっ んんっ!」
呻いたのは俺の方だった。いきなり舌が彼女に吸い込まれ、しっかりと唇に
挟まれる。後頭部も押さえられて逃げられない。
「んんっ んんっ!」
素でびっくりしてしまい、あたふたとしてしまう。捕らえられた舌は、彼女
にネットリとしゃぶられ、強制的に絡められた。唇の端から漏れた俺のよだ
れが、彼女の唇を汚していく。
強引に振りほどこうとすればできるだろう。しかし相手は常連のお客様だ。
その意識がそれを思いとどまらせた。しかも脳の中まで蕩けそうな気持よさ
に、このままされるがままでもいい、と思ってしまう。
彼女の唇の圧が緩むと、ネットリと舌を絡めあう。ただ、男だとバレないか
心配で積極的には動けない、そんな俺の舌は好きなように弄ばれてしまう。
彼女のリードで、お互いの口の中でピチャピチャ、ジュポジュポと音を立て
て舐め合い、吸い合う。

もう、我慢できない!・・・どうなってもいいから・・・このまま・・・
思考が停止して本能だけで行動してしまいそうになる。その一歩手前で彼女
の方が唇を離し、顔を逸らした。そのまま、はぁはぁと酸素を貪っている。
いきなり中断されて、俺もよだれを彼女の胸に垂らしながら喘いでいた。
何も考えられず、何も動けなかった。
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