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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第15章 バイト(マッサージ)編 1-1
「んっんっ・・・こら!ユウ・・・」
硬くなる乳首で感じているのは分かっても、窘める様な声の調子が本気なのもよく分かった。
「だめよ・・・今日はお終い」
澄んだ声でキッパリと告げると素早く施術台の横に立ち、バスタオルで身体を包んだ。
それに合わせて、俺も身体を起こす。シャワーを浴びるのを手伝って欲しいという彼女に着いていく。

ここまできたら・・・
本音は普通の男でも、成り行きで身体は男の子、気持ちは男の娘と思われてしまった。
もう引き返すことはできないし、年上の美女とこんな関係を続けられるのならそれでもいい。
男の娘をやり通すしかない・・・
そう覚悟を決めた。

シャワールームで、彼女の胸の膨らみについた泡を落としながら言った。
「男の娘のことは・・・誰にも知られたくないです。だからこの事は・・・」
「ふふっ、分かってるわ。聖杏学園では今まで通りでいましょう。ただし・・・」
優しい言葉と笑顔で肯定されてホッとしたのもつかの間、彼女の言葉で俺は固まった。
「次に私に呼び出されるまでオナニー禁止よ。それから彼女やセフレともセックス禁止。
それが守られるなら、ユウを困らせることはしないわ」
何を言い出すんだ・・・俺をどうするつもりで・・・楽しんでるだけじゃないか!・・・
思ってもいなかった要求に戸惑ったが、良く考えればそんなこと分かる訳がない、と思いついた。流石にセフレはいないが、その他の事は黙っていれば良いだけ、簡単なことだ。
「それって・・・また会ってくれるってこと、ですよね?」
「そうね。守れたら、ご褒美をあげるわ」
綺麗な笑顔を見せながら俺のモノに手を伸ばした。裏筋を指先でツツッと撫でてから、玉を優しく包むように握った。
「そ、それなら・・・頑張れるかも・・・です」
「頑張れるかも、ですって?」
俺の曖昧な言葉の後で、川崎 美奈の笑顔、そして俺の作り笑いが同時に変化をした。
一気に言葉の温度を下げて表情を強張らせた彼女と、どんな表情をしていいのか分からずに
真顔に戻った俺。
沈黙の時間が続いた後、やがて俺は表情を緩めてしまった。彼女の手の中で俺の玉が転がされ始めたのだ。形を確かめるように動く指先。包みながらニギニギとする手。
き、気持ちいい・・・
ここでまたしてくれるのか、と思い能天気に彼女の胸に手を伸ばした。
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