この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第5章 盗撮編 2ー1 盗撮者達
静まり返った部室内では、部員全員が部長を見つめ
ていた。
集まる視線を無視して、立ち上がって話し出す。

「以上がアンケート調査時の盗撮の見本だ。1年生
もこれで要領が分かったと思う。
いきなり同じことは無理でも、少しずつ慣れていい
絵を撮れる様に頑張ってほしい。
質問が無ければ、今日はこれで終わりにするけど、
ん?大石、何?」

手を上げた大石も立ち上がって話した。

「部長、さっきのアンケの後、瑠奈ちゃんとは話を
する機会がありましたか?」
「いや、別にないけど・・・朝の挨拶くらいしか」

部員達から、え~といった声が上がる。
「女の子があんな態度をしたときって、男から声を
かけて欲しいって合図に決まってますよ」

部員達が頷く。
「だから、アクションを起こすべきですよ」

大石の意見に、部長は乗り気ではないようだ。
「そ、そうかな・・・でもなぁ・・・」

普段の冷静でリーダーらしい雰囲気とは違う、部長
の煮え切らない態度を見て大石が言った。

「あんなに可愛い子がチャンスをくれているのに、
無駄にしちゃうんですか?」

溜息を付いた3年生の部員が、話し出す。
「こいつさ、カメラを持っていると相手が女の子で
も、面白いトークでリラックスさせて、いい写真を
撮れるんだけど、持っていないと緊張してうまく話
せないのさ」

「え~!」大石が目を丸くした。「マジですか、そ
れ 漫画みたいだ・・・」

「本当だよ。だから、これだけイケメンでもまだ童
貞なんだ」

「え~!」大石がまた目を丸くする。「それはちょ
っとキモい・・・いや、でも、盗撮することに比べ
たら、女の子に声をかけるくらい、なんでもないで
しょ? それに・・・あっ!!」

話の途中で急に声を上げると、大石がタブレットを
操作しだした。
モニタ―の上で指がせわしなく動く。

部員達が、何事かとざわつき出す。
「何だよ、急に・・・」

その声を無視して大石は、大きなモニターに自分が
撮ってきた瑠奈のパンチラ写真を表示させた。

「ちょ ちょっと大石、何でここで瑠奈ちゃんのパ
ンチラ写真を見せるんだ?」
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ