この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
聖杏学園に合格できれば1人暮らしを許可してもらえる。それを励みに
して受験勉強を続けてきた。ボーイフレンド達とのデートも控えて頑張
った甲斐があって、見事合格。このマンションで念願の生活が始まった。

中学生のころから憧れていた聖杏女子のセーラー服。有名なデザイナー
が手掛けただけあって、現代風にセンス良く、なおかつ派手過ぎないお
洒落なところが素敵だった。さらに学園の伝統の様になっている、スカ
ートの裾を標準よりも短くしてさっそうと歩けば、街で見かけた先輩た
ちの様に人目を引き、優越感に浸ることができた。成績だけじゃない、
容姿でも私は選ばれたんだ、との思いを強く持つことも出来た。
そんなことはもちろん口に出して言えないけど。

学園内でも、自分に自信を持っている女子が多いのはすぐに分かった。
はっきりと意見を言う子は多いし、初対面でも友達の様に話し始めて、
すぐに仲良くなってしまう。ウジウジと下を向いている子をあまり見た
ことがない。そんな子たちが集まれば当然、いろいろなことで競争意識
も芽生えてくる。
勉強だけじゃない。学園内で、可愛らしさや綺麗さを競う内に、お洒落
の関心はランジェリーも対象になっていった。普段見せるものではない
けれど、だからこそ、カラー、デザイン、素材に拘ることが大事だと私
も思う。
またそうでないと、学園内での着替えの時に恥ずかしい思いをすること
になる。見ていないようで、同性のチェックは男の子たちの視線よりも
厳しいのだ。ダサイ、と思われたくない一心で、私はバイト代の半分を
ランジェリー代に使っていた。
勿論男の子たちの視線も気になる。ミニスカートで過ごす学園内では常
に視線を感じ続けている。ある意味それは気持ちが良いけれど、まった
く気を抜けないのは辛い時もある。友達とおしゃべりに夢中になってい
て、教室内で膝が緩んでいたり、階段を無意識に上ってしまったりした
時、ふと気が付くとスカートの奥を見つめている男の子の視線に気が付
いてしまうことがある。
最初の内はそんな視線と目が合うと、恥ずかしくて私が先に視線を逸ら
してしまったけど、今では違う。逆にそんな男の子をじっと見つめるこ
とにしていた。そうすると、ドギマギした表情で先に男の子が視線を逸
らしていく。
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ