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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
長髪の遊び人風の男の携帯と、部屋にあるパソコンを僕のコントロール
下に置くことは比較的簡単に出来てしまった。
あの男にはセキュリティという意識が全くと言っていい程無かったから
だ。野良のWi-Fiは平気で使うし、パソコンにはウィルス対策のソフト
を何も入れずに使っているから、呆れてしまった。
ただ、もう一人の短髪の男の方は神経質そうな外観そのままに、しっか
りとウィルス対策等をした環境だった。それでも長髪の男からを装って
送られた僕のメールは無防備に開いてくれたので、何とかコントロール
できるようになった。

2人の携帯とパソコンからは、違法も合意も含めて女の子達とのHな画
像と動画が山ほど出てきた。
まずは全てクラウドストレージに移動させ、瑠奈とバイト先のお店関係
のデータを切り離してから元に戻した。
次に長髪の男から短髪の男へのメールに画像を添付し、それにウィルス
を忍ばせた。画像を開くことでウィルス感染し、短髪の男のパソコンに
登録されているメールアドレスへ、一斉にHな画像や動画を添付したメ
ールが送信された。送信先には大学も含まれている。動画の中には昏睡
状態にした女の子に猥褻行為をしているものもあり、その薬物は大学か
ら持ち出した物だと、本人達が言っている個所もある。
当然大学側から警察へ連絡があり、その後2人は逮捕されたのだ。

警察によって2人のパソコンと携帯のデータは詳しく調べられるだろう
。でも僕が介入した痕跡は跡形もなく消し去ったし、瑠奈とバイト先の
データも消去しておいた。これでしつこく事情聴取されることも無いだ
ろう。バイト先も未成年のアダルト寄りの応対を黙認していた負い目も
あるだろうから、バカ正直に自分達の事を話したりしないだろうし、
瑠奈にも口止めをするよう要求してくるはずだ。

2人が逮捕されたニュースを見ながら、僕は自分を納得させようとした。
危ない橋を渡ったけれど、これで瑠奈はもちろんこれからの被害者を
救えたし、脅されていた子達も開放できた。僕は良いことをしたのだ。
ただ、疲れは溜まっていた。殆ど睡眠時間が取れなかったからだ。
こんな時、なぜか無性に下半身が昂ってくる。
手元にあるコピーした多くのHな動画の中から、自分好みの女の子を選
ぶと早速再生をする。
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