この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
僕は若干緊張しながら瑠奈の後ろを歩いている。念願だった、彼女と一
緒に聖杏学園で過ごす最初の日、だからだ。元々年齢よりも下に見られ
る僕は、自分でも驚くほど聖杏学園の男子の制服が似合っていた。髪型
や着崩し方を他の生徒を参考にして真似れば、どう見ても学園の生徒だ
った。更に慣れるために夕方、他の生徒に紛れて街で遊んだりもして自
信をつけることも出来た。

付き合っていれば当たり前の事でも、彼女は恥ずかしがり屋だ。聖杏学
園の他のカップルのように、僕と手を繋いだり肩を寄せ合う事は無い。
それでも、朝から瑠奈と同じバス、電車に乗り登校するだけで、僕は今
は満足だ。混雑している電車の中で痴漢に会わないように後ろをガード
しながら、胸いっぱいに瑠奈の香りを吸い込んでみる。彼女の洗い立て
の髪の爽やかな香り、制汗剤や服の柔軟剤と汗をかいた体臭がミックス
して甘く蕩けそうな香りだった。クラクラしながらも、同時に激しく勃
起させてしまう。瑠奈のお尻に当たらないように注意しながら、謝った。

ごめんね、瑠奈・・・でも男はね、溜まってくると朝からムラムラして
しまって・・・そんな時があってさ・・・
真面目な彼女は少し怒るかも知れないな、そう思ったけれど今朝は違っ
た。
そ、そうなんだ・・・
頬を染め、僕を見つめたり視線を逸らしたりしながら言った。
わ、私以外で・・・そんな風に・・・ならないで・・・
俯いてしまった彼女の表情は分からない。でも怒ってはいないのは分か
る。彼女の大胆な言葉に嬉しくなってしまう。益々昂ってしまう。

聖杏学園に一番近い駅で電車を降りた。学園の生徒が大勢集まっていて、
賑やかかつ華やかだ。白を基調とした聖杏女子のセーラー服は爽やかさ
と瑞々しさを感じさせてくれる。加えてやはり女の子のビジュアルのレ
ベルが高い。有名なアイドルグループのメンバーでもおかしくない子が
、そこかしこにいる。そんな感じだ。

でも・・・
僕は少し誇らしい気分だった。
瑠奈と少し距離を置き、生徒の流れに合わせて歩きながら思った。
でも、瑠奈の可愛さはレベルが違うな・・・うん、間違いなくセンター
を務めてもおかしく無いし、成長して綺麗さに磨きがかかれば女優だっ
ていけるだろう・・・
そんな女の子と、これからもっと親しくなるのだと思うと誰かれ構わず
自慢したいくらいだった。
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ