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第16章 ストーカー（僕の彼女）編　１－１

アングルから想像すると、床や壁そして天井などに固定されたカメラで
盗撮したようだ。それも学園内の様々な場所で撮影されている。
こんなことをされているとは、もちろん生徒は知らないだろうけど、校
長以外に知っている人はそんなに多くは無いだろう、と思う。
学園ぐるみでこんなことをしているなら、秘密を守るためにも一部の人
間しか知らないはずだ。
なんて学園だ・・・こんなことをしていたなんて・・・
これだからルックスも重視で女の子を集めていたのか・・・
個人経営のアパートの大家さんが女子大生のみに貸出て、その部屋に隠
しカメラを設置している話は聞いたことがある。それを学園でやってい
るようなものだろう。とんでもないことに気が付いてしまった。
もしこれが公になったら、もの凄い騒ぎになるだろうな・・・
そう思うと、冷静な僕でも心臓の鼓動が大きくなってくるのを感じる。

いや落ち着け、落ち着け・・・これ以外にもきっと知られたら困ること
をしているに違いない・・・
どんな行動を起こすかは、その全容を知ってからでも遅くはない。
まずはそれを調べつくすことが大事だろう。
それに優先すべきは、瑠奈との仲を更に深めることだ。そちらを急がな
くてはならない。
いいぞ、落ち着いて考えれば、僕なら出来る・・・
そのための材料は目の前に豊富にある。情報、データを制する者が最後
には笑うのだ。

しかし・・・
僕はそそくさとズボンを下ろした。これだけのネタを前にして、楽しむ
余裕も僕は持ち合わせている。放課後になるまではまだ時間はある。
瑠奈以外の女の子で楽しむ余裕も必要だ。彼女も大目に見てくれるに違
いない。
リストの少女達を素早く見ていくと、呆れるくらい美少女と可愛い子が
多くて流石、聖杏女子と言ったところだ。
この子は！・・・
その中でも１人の美少女に目が留まった。名前は　太田　心愛　だった。
ここあ、ちゃんか・・・可愛い名前だ・・・
名前の通りの可愛い系の童顔なのに、そのボディは強烈だった。
着替え時の盗撮画像には、推定Ｅカップ位の見事な胸の膨らみが映って
いる。水泳の為に水着に着替えるのも一苦労するくらいに、張りがあっ
て上向きの形だった。側で着替えている他の女の子達の視線を引き付け
るのに十分な胸だった。
も、揉んでみたい・・・
思わず口走ってしまう。