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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
瑠奈、ごめんね・・・今日は一緒に登校してあげられないんだよ・・・

いつものバス停からバスに乗り込む彼女を見送ってから、僕は歩き出し
た。彼女の住むマンションへ向かう。
瑠奈とお揃いの部屋の鍵を手に入れた僕は、彼女の部屋の防犯体制を強
化する為にやらなければいけないことがある。不審な侵入者がいないか
チェックするために、防犯カメラを重要な場所に設置してこなくてはな
らないのだ。
一人暮らしで、多少なりとも不安な毎日を過ごしているだろう彼女の気
持ちを、少しでも楽にしてあげたい。それは僕にしか出来ないことだ。
それでも瑠奈の部屋の扉の前に立ち、鍵穴にキーを差し込む瞬間は緊張
した。しかしロックはすんなりと解除された。僕を歓迎する様に、いい
香りを漂わせた彼女の部屋が、僕を迎え入れてくれる。
でも、それは僕の部屋の香りと同じなので、初めて訪れた彼女の部屋で
も緊張することなくリラックスできる。

休むことなく、僕は防犯カメラの設置に取り掛かる。1つ2つではない
のだ。リビング、脱衣所、浴室、寝室、トイレ等に複数個設置しなけれ
ばならない。そして映像は部屋のルーターを使ってネットに送り、最終
的には僕の部屋のパソコンでモニタリングできるようにする。
一番心配していたカメラの設置方法は、意外なことから解決できた。
聖杏学園で偶然見つけた学園ぐるみの盗撮システムのことだ。
学園中に設置されたカメラからは、聖杏女子のパンチラや着替えが盗撮
できるようになっていた。毎日膨大なデータが蓄積、整理され、効率よ
く閲覧できるようになっている。それ以外にもまだまだ秘密になってい
ることが多くありそうで、そちらは焦らずじっくりと解明していかない
といけない。
カメラの設置方法は、その聖杏学園の隠しカメラの方法を真似させても
らった。なるほど、と唸ってしまう方法と技術の進歩で問題は解決でき
た。思ったよりも早く設置は完了し、撮影と監視のテストもクリアして
僕はホッと一息ついた。
喉が渇いたので冷蔵庫を開けて、瑠奈が飲みかけのアップルジュースを
彼女のコップで飲ませてもらう。スッキリとした味で僕とも好みが一致
している。今日は週末、彼女のメイドのバイトも明日は入っていない。
ぐっすりと眠って疲れを取ってもらうために、僕の自作した薬を入れて
あげた。
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