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女子大生 水野果歩
第27章 女子大生 水野果歩(27)
その日、富田と秋絵が提案してくれた飲み会、メンバーは富田と秋絵と果歩、そしてスタッフの中で特に富田と親しい山井の4人だった。
富田は居酒屋の個室を予約していてくれた。
その居酒屋は料理の値段はそこそこするようだったが、味は申し分なく美味しかった。
そんな美味しい料理だから、自然とみんなお酒も進む。
富田 「さぁさぁ!今日は果歩ちゃんを励ます会なんだから、果歩ちゃん、さぁ飲んで飲んで!」
果歩 「あ・・・はい、ありがとうございます。」
秋絵 「富田さんあんまり果歩ちゃんに飲ませすぎちゃダメですよ。」
山井 「まぁまぁ、いいじゃん、俺果歩ちゃんが酔いつぶれるところ見てみたいし。」
果歩 「そ、そんな・・・だめですよ・・・」
富田主催のこの飲み会、果歩にとっては意外と楽しいものになっていた。
富田と山井の話は面白いものだったし、秋絵が少し暴走気味の2人のブレーキ役になってくれている。
暗く落ち込んでいた果歩の心が、少しずつ晴れていくようだった。
友哉の事も、今は思い出すこともない。
果歩も楽しい気分でお酒が進む。これがアルコールの効果なのか、飲めば飲むほど楽しく感じる。
富田のススメもあり、果歩は今まで経験した事が無い程の速いペースでお酒を口にしていた。