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第2章 始まり

そして、金曜日。

連れて行かれた先は、山の頂上付近にあるホテル。

そこは会員制のホテル。

私はこんな所もあるんだなぁと思ったぐらいだった。

しかし、中に入ってみて、びっくり。

「お久しぶりでございます。いつものお部屋でよろしいですか。」

「何か用意するものはありますか。」

すると、ご主人様は

「初めてなので。」

と、答えると、

「では、初めてセットをお持ちいたします。では失礼いたいます。」

このホテルの従業員だと思われる人が部屋から出て行った。

所謂、普通のホテル並み、それ以上かもしれない接客態度だと思った。

「あいか、まずシャワー浴びてくるか。」

と聞かれたので、

「うん。」

と答え、シャワーを浴びに行った。