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ビューティーサロン『マキ』
第17章 『必修クラブ』
必修クラブ初日。
なんでなの?
「よろしくお願いしまーす。」
グランドには、1年生4人、3年生3人、そして、あたしたち2年生3人、計10人の陸上部員がいた。
今年から、全学年で必修クラブの時間を合わせる事になったらしい、、。
課外の陸上部のヒトも居るし、それ以外の仔も、何らかの運動部にいる仔で、運動部に所属していないのはあたしと美樹だけだった。
「いいかー、初めに言って置くが、必修クラブだと言って、温い指導はしないからな。」
揚田先生が妙に張り切っているのが判る。
もう、出来る事なら退部届けを出したい思いだった。
まずは準備体操。
それから柔軟体操。
あたしはこの時点でダメだった。
他の仔に比べ明らかに体が固い。
「どうした、栗瀬!! 曲げが足りんぞ!!」
はぁ、なんだろこのヒト
時代錯誤。 今時スポ根ものなんて流行らないよ。
屈伸から、地面に座り
開脚足伸ばし。
もう無理。
ダルいし。
「おい!! 栗瀬!! ちゃんとしろ!! 他の者は出来てるぞ!!」
また 揚田先生。
「…」
あたしだって言いたい事はある。
でも、反論した所で状況が好転しないのもわかっていた。
「ほらっ、こうして、しっかり体を前に倒して!!」
揚田先生はあたしの背中に手を掛けると
そのままグイグイ押して来た。
「あっ、ちょっと、 先生、イタイです、、」
「ほらほら、もっと、体を前に倒す!!」
脚の付け根の腱が切れるかと思った。
なんでなの?
「よろしくお願いしまーす。」
グランドには、1年生4人、3年生3人、そして、あたしたち2年生3人、計10人の陸上部員がいた。
今年から、全学年で必修クラブの時間を合わせる事になったらしい、、。
課外の陸上部のヒトも居るし、それ以外の仔も、何らかの運動部にいる仔で、運動部に所属していないのはあたしと美樹だけだった。
「いいかー、初めに言って置くが、必修クラブだと言って、温い指導はしないからな。」
揚田先生が妙に張り切っているのが判る。
もう、出来る事なら退部届けを出したい思いだった。
まずは準備体操。
それから柔軟体操。
あたしはこの時点でダメだった。
他の仔に比べ明らかに体が固い。
「どうした、栗瀬!! 曲げが足りんぞ!!」
はぁ、なんだろこのヒト
時代錯誤。 今時スポ根ものなんて流行らないよ。
屈伸から、地面に座り
開脚足伸ばし。
もう無理。
ダルいし。
「おい!! 栗瀬!! ちゃんとしろ!! 他の者は出来てるぞ!!」
また 揚田先生。
「…」
あたしだって言いたい事はある。
でも、反論した所で状況が好転しないのもわかっていた。
「ほらっ、こうして、しっかり体を前に倒して!!」
揚田先生はあたしの背中に手を掛けると
そのままグイグイ押して来た。
「あっ、ちょっと、 先生、イタイです、、」
「ほらほら、もっと、体を前に倒す!!」
脚の付け根の腱が切れるかと思った。