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矛盾
第1章 矛盾
矛盾とは・・・・・・(知らない人はググってね)・・・・・・人、これを矛盾と言う。
今、最強の矛と、最強の盾を持った二人の戦いが始まろうとしていた。

最強の矛、珍宝拳の使い手、ケンタロウ。
10本の指を使った、多才な技。
それに加え、"ベロ"と言われる、他の拳法にはない、独特の考え方をする技があるらしい。
一般的な武術では、油断大敵と言われるが、この技に関しては、大いに油断しながら、戦うらしい。いわゆる、相手を"ナメる"のである。"ナメて"、"ナメて"、"ナメまくって"勝利を得るらしい。
そして、珍宝拳の、名前の由来ともなっている最終奥義、"珍宝"。
長年の修行により、鋼の硬さと、並外れた大きさを持ち、鍛え上げられた精神力は、どんな時にも平常心を保ち、いかなる攻めにも、動じない、強い心と肉体、無限の持久力を持つ。

一方、最強の盾、満虎拳の使い手、ユリリン。
どんな攻撃をも受け入とめ、一端、受け止めてしまえば、絡み付くような締め技、その、ネットリとした、攻撃は、どんな屈強な戦士も骨抜きにしてしまうと言われている。
満虎拳では、初歩の修行"下"これだけでも並みの戦士ならば、倒せてしまうと言われている。
次に、上級の修行"上"自由自在に動き、ネットリと、吸い付き、絡み付く攻撃が相手の"精気"を奪う。
そして、選ばれた戦士のみに教えられる"裏"、詳細は、わかっていないが、究極の締め技らしい。
上記の技に加え、両手を使い、相手を翻弄し、絡めとる。
そして、未確認の情報だが、神に選ばれた肉体"きょにゅう"を持つ者のみが使える技もあると言う。

ケンタロウは、言う
「"生死"をかける」
ユリリンは、言う
「"生きたい"」

戦いの荒野に、今、二人の戦士か降り立った。
攻のケンタロウか、受のユリリンか。
勝つのはどっちだ!?

おちまい
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